【音楽】全然正しくないマスタリング
🕑 Added 2025-02-23 21:45:22 +0000 UTCまだ手が空いてるとマスタリングしてます_(:3」∠)_
で、ある程度のどうすればいいのかの結論に辿り着いたんですが、どうもそれが一般的なマスタリングと全然違うんですよね。
きっと間違いだらけなのは分かってます。無知のクソ耳ド素人が言ってるタワゴトとして聞いてやってください。
◆ラウドネスは一番賑やかなパートが-12LUFS
ラウドネス(聴覚上の音量感)を揃える時にはラウドネスメーターのIntegrated LUFSを見ながら調節するんですが、このIntegrated LUFSというのは絶えず変化する音の平均値です。なので曲全体のIntegrated LUFSを見ながら調節すると、音が小さいパートが多い曲と少ない曲のラウドネスが一致しません。
一番賑やかな部分で計測して揃えてやるのが正しい……っていうかオート機能があるマキシマイザーのマニュアルを見ると「一番賑やかな部分でラーンしてください」ってちゃんと書いてありますね。
そして今Youtubeなどのストリーミングサイトでは投稿された動画のラウドネスがバラつくとリスナーが不便不快なので一定以上のラウドネスのものは自動的に規定ラウドネスまで下げるラウドネスノーマライズがされます。だいたい-14LUFSに揃えられるようになってます。
ラウドネスノーマライズがある媒体ない媒体全部に対応できるラウドネスってどんくらいだ?って試行錯誤してたら「一番賑やかなパートが-12LUFS」に落ち着きました。
ストリーミングサイトのラウドネスノーマライズは曲全体のIntegrated LUFSを参照するんですが、一番賑やかな部分を-12LUFSで揃えておくとおよそ曲全体では-14LUFSくらいに収まります。仮に曲全体で-12LUFSという物凄い賑やかな曲だったとしても-14LUFSにするために-2dBされる程度なので許容範囲内でしょう。
これで「作った曲のラウドネスが全部揃っていてアルバムにまとめてもプレイリストに並べても問題なく、ラウドネスノーマライズされるサービスでもされないサービスでも聞ける音」になるようです。
◆トゥルーピークは-1dB
これはラウドネスノーマライズするストリーミングサイトの既定値であること、mp3やoggなどの不可逆圧縮をした時に元よりピークが飛び出してクリッピングしてしまうことがあるのの対策です。
◆ダイナミックレンジは一番賑やかな部分がだいたい10dB
これより狭いと音が凄く詰まって聞こえるな。静かな部分のダイナミックレンジを加えて平均を取ると12~16dBくらいになるのでちょうどいいなって思いました。
◆マスキング解消のためにイコライザーグチャグチャしなくてもよくね?
例えば100Hzで鳴るベースと100Hzのキックが同時に鳴った時、100Hz同士の音がぶつかって両方の音が霞んでしまったり合計レベルが大きくなりすぎたりします。そんな時はイコライザーでどちらかの100Hz帯を削ってもう片方の音を通りやすくしてあげるんですが、今はスペクトラルダッキングっていう便利なエフェクターがあります。トラックの優先順位を決めて、高優先順位のトラックが鳴った瞬間だけ低優先順位のトラックの帯域が自動的に削れて通り道を作るようにすればいいんですよね。
◆リバーブにもスペクトラルダッキングかければよくね?
リバーブは残響音を加えて音に厚みを加えたり距離感を出したりと便利ですが、残響音がメインの音を塗りつぶしてしまったりします。
最近のリバーブには、なのでダッキング機能があって、メインの音がある閾値以上の大きさで鳴るとリバーブ音が自動的に小さくなってメインの音を目立たせてくれるようになってたりするんですが、ここもスペクトラルダッキングの出番ですよね。
最低優先順位にリバーブを置いて、メインの音の帯域とレベル分だけ削れて通してくれればいいわけで。
◆コンプレッサーって基本いらなくね?
なんだか凄いこと言い出しましたがそう結論しました。
なんで不要かって、私が音をほぼ全部シンセシスしているからです。シンセの音は普通に使っているならダイナミックレンジがバラつきません。コンプで均す必要がありません。トランジェントが違うなと思ったら、いじるのはコンプレッサーじゃなくてシンセのVCAです。
コンプを使うのは「コンプを通した音が欲しいとき」です。つまりコンプは圧縮したりトランジェントを制御するエフェクタではなく、味付けエフェクタと把握しました。
◆クリッパーってダイナミクス制御じゃね?
クリッパーってピークの頭を揃えるかディストーションかけるものだと思ってたんですが、これダイナミクス制御できますよね。頭潰した時の歪み方が独特ですごい面白いですよね。
「コンプは味付け」って把握しましたが「クリッパーはダイナミクス制御」って把握しました。
◆バスコンプレッサーっていらなくね?
ムチャクチャ言ってますけど、これも私がほぼ全部シンセシスしてるからです。
圧縮して小さい音を目立たせたりする必要はなくて、音の小さいシンセのゲインを上げたりアタックを強めたり、オシレーターの波形からいじります。
◆マスターコンプレッサーっていらなくね?
怒られます。絶対怒られます。
でもダイナミクスやトランジェントは各トラックで仕上げておいてマスターには基本それらを合わせて流し込めばいいんでないでしょうか。
◆グルー効果ってリミッター、サチュレーター、クリッパーでも出せてね?
マスターにコンプレッサーを刺すのはラウドネス戦争が終わった今どきは圧縮して音圧を上げるよりそれぞれの楽器の音のまとまり感を作り出す「グルー効果」というのを狙ってのことです。
で、そのグルー効果というのは「コンプで圧縮されることによって全ての音のダイナミックレンジが減って距離感が縮まること」と「1つのコンプで全ての音が圧縮されたとき相互変調歪みを起こすこと」によって起きる効果だそうなんですが。
ダイナミックレンジってリミッターで減らせますよね。相互変調歪みってサチュレーターやクリッパーでも起きてますよね。
ダイナミクスとトランジェントとグルー効果がいっぺんに変動するコンプ使うのって難しくないですか、めんどくさくないですか。それぞれ別のエフェクタに役割分担した方がよくないですか。
◆リミッターとクリッパー最強じゃね?
マスターに流し込む前に各トラックのダイナミクス全部仕上げちゃえばいいんじゃねって言いましたが、そのためにトラックの最終段にはリミッターかクリッパーを使います。
歪んでほしくないトラックはリミッターで、歪んでほしいトラックはソフトクリッパーで、アタック出てほしいトラックはハードクリッパーで目当てのダイナミクスまで潰してしまいます。
◆トランジェントシェイパー最強じゃね?
シンセで処理しきれないトランジェント制御、あるいはサンプラーで出しててシンセシスできない音のトランジェント制御はトランジェントシェイパーでやればよくないですか。
◆じゃマスター段でなにするの?
ステレオイメージャー→サチュレーター→イコライザー→リミッター→トランジェントシェイパー→クリッパーになりました。
ステレオイメージャーで低域を締めます。サチュレーターでデジタル臭消しと相互変調歪みを起こします。イコライザーで帯域バランスを整えます。リミッターでダイナミクスとラウドネスを決めます。リミッターで潰れちゃったトランジェントをトランジェントシェイパーで復元します。最後にクリッパーでピークの頭を削ったり歪ませたりします。
以上、絶対正しくないです。でもこれで私好みの音ができるなってなったんです_(:3」∠)_