Dear Fluffy Boy (B)
🕑 Added 2025-02-26 15:36:17 +0000 UTCノナ、重くなりがち (いろんな意味で)
たぶん「ちゃんとしたやつ」は事前に真白にも相談しないといけないやつですよね。
BL漫画的文脈の「守りたい」もそれはそれでキュンなんですが、ノナましに関しては、取り扱い注意な言葉だなと…。なぜならろう者である真白にとって”守る”という言葉はそれを名目に聴者から自由や権利を不当に奪われてきた歴史と直結しているからです。聴者とろう者が交際したり結婚したりすると、かつては聴者だけが「聴こえない相手を守って、お世話してあげてるなんて、優しいですね。素晴らしいですね。」というような趣旨の”ねぎらいの言葉”をかけられるのが当たり前で、ろう者は”自分では何もできない、守ってあげないといけないかわいそうな存在”という偏見に満ちたラベルの上からしか見てもらえなかった。一般的な恋人関係や婚姻関係と同じようにお互いに対等な立場で関係を築いているという発想自体を持ってもらうことができなかった。そして今でもその偏見は、まだ完全にはなくなっていない…という話を伺ったことがあって。ノナと真白がこういう枠にはめられたらいやだなあと、すごく感じたのを覚えています。ノナから真白に「守りたい」と言ってしまうこと、それは愛情表現どころかその嫌~な枠に自ら入ってしまうと言うことだし、何より、ろう者として自立して生きる真白の尊厳を踏みにじってしまうということなんですよね。ノナにはそのことをよく考えてもらいたかったんです。
うーん、私もたいがい重いな…。でもここって絶対にBL的には「守りたい」のほうがストレートにときめくからいいじゃん~で流してはいけないところだと私は思うので、これからもずっとノナといっしょに悩み続けるとこだと思います。
見てくださってありがとうございました!
詠里
Comments
詠里
こちらこそいつもありがとうございます✨ 世代間の認識の分断については、インターネット、SNSの発達によって当事者みずからの発信に触れられる機会が急激に増えたことも大きいと私は考えています。あと、スマートフォンやチャットアプリの普及とか。テクノロジーの発達が認識を変えた面もあるという話をよくききます。私が「ろう者は守られるべき存在」という認識を抱いていないのも、そういう意味では時代のおかげともいえます。これからますます当事者による発信は活発になり、聴者がそれに触れる機会も増えていくと思うので、私もさらに柔軟になっていけたらなと思います…!
Aquarius123
いつも素敵なお話をありがとうございます。 確かに、ろうは守られるべき、と私は刷り込まれています。 そういう世代、時代であったとはいえ、それは厳然たる事実です。 なので、無意識のバイアスの書籍が出た時にはそれこそ雷に打たれたような衝撃を受けました。 私の土台が根っこから揺さぶられたというか。 そして子どもの頃に刷り込まれたバイアスは根深く、なかなか自分から出ていってくれません。 それを私たち世代は学びながら、変えていかねばならないと思っています。 ただ詠里先生含め今の若い世代は、このようなことに柔軟なバイアスを持っているのではないかと希望を持っています。 なんの垣根もない世界が広がるんじゃないか、それを見ることができればいいんだけれど多分私の世代は見れないかな。けれど確実にそういう世界が来ると思ってます。 そんな風に強く祈りながらこのお話を読みました。